東通原発1号機の耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」の引き上げについて、東北電力は、2024年度中の安全対策工事完了に影響はないという見解を示しました。
東北電力は、東通原発1号機について、「基準地震動」を当初の想定であった600ガルから700ガルに引き上げ、8日に行われた原子力規制委員会の審査会合で了承を得ていました。
これを受けて、東北電力青森支店の沼畑秀樹支店長は、2024年度中の安全対策工事完了に影響はないと改めて説明し、再稼働の時期については次のように述べました。
【東北電力青森支店 沼畑秀樹支店長】
「目標である24年度中の(安全対策)工事の完了を目指していくということで、再稼働についてはまだ見通しを立てられる段階ではありませんので、一つひとつステップを踏んでから計画を立てていきたいということであります」
【ABA青森朝日放送】