女川原子力発電所2号機の再稼働が安全対策工事の遅れから今年9月頃にずれ込んだことについて、東北電力の樋口社長は21日、既存の施設の設備を改良することの難しさがあったと説明しました。
東北電力 樋口康二郎社長:
「女川2号機の安全対策工事の完了時期につきましては、2024年の6月を目指していくことといたしました」
東北電力の樋口社長は定例会見で、女川原発2号機について改めて今年6月に安全対策工事を完了させ、9月頃に再稼働させる予定を発表しました。
女川原発2号機の再稼働をめぐっては、安全対策工事の完了時期が7回に渡り延期されています。東北電力は度重なる延期の要因として、既存の施設の設備を改良することの難しさがあったと説明しました。
東北電力 樋口康二郎社長:
「実際に工事をしていくと、その工事だけでなく他の工事も入ってきていたりして大変心苦しいが、安全を最優先に抜けのないように工事を進めていくのでご理解いただきたい」
また、今年9月頃とした再稼働の予定について、トラブルや国の検査の関係で延期の可能性もあるとしています。【TBS】