北陸電力は、31日会見を開き、今月1日に起きた能登半島地震による被災で、志賀原発2号機の再稼働の時期について松田光司社長は、当初、設定していた2026年1月の期限にとらわれない考えを示しました。
*北陸電力 松田光司社長
「(志賀原発については)今回の能登の大地震の新しい知見を反映しながら審査に臨む。何よりも審査については我々の安全性を理解してもらい、地元の皆さんに安心してもらうことが一番大事。納期を決めずにしっかりとした安全対策をすることが大事」
松田社長はこのように述べ、志賀原発2号機について、これまで設定してきた再稼働時期にとらわれず、引き続き再稼働に関する審査に向けて取り組む見解を示しました。
また、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県の現地では家屋の倒壊や道路の損壊が至る所で見られ、現在、停電が続いている2500戸の復旧の目途はたっていないとしました。
一方、31日発表した第3四半期の連結決算は、高騰していた火力発電所の燃料となる石炭価格が落ち着いた値動きになっていることなどを受け、売上高は前年に比べ2.3%増の5937億円。
また、前年赤字だった経常利益は851億円となり、第3四半期としては売上高、経常利益ともに過去最高となりました。【富山テレビ】