日本原子力発電東海第2原発の敷地内で火災が相次いだことを受け、茨城県東海村は10日、原電に文書で厳重注意した。機器点検の在り方の見直しや防火対策の検討と、結果の報告も求めた。
村防災原子力安全課によると、午前10時ごろ、山田修村長が村役場で原電の坂佐井豊・東海事業本部長に文書を手渡した。2022年度に3件、23年度も9日までに4件火災が起きたことを「誠に遺憾」「昨年度に行った管理体制の改善が実質的に機能しておらず、防火に対する社の組織風土に問題がある」と指摘した。
原電は「重く受け止め、防火のための組織的な取り組みを更に検討する」とするコメントを発表した。【毎日新聞】