原発事故を巡る集団訴訟で、東京電力に慰謝料の支払いを命じる判決が出された。
この裁判は福島第一原発の事故で避難指示を受けた双葉郡の住民などが、東京電力に対し約33億8500万円を求めたもの。
原告87人のうち84人は、東京電力が謝罪や適切な賠償をすることで2023年10月に和解が成立。裁判は残った原告3人によって継続され、11月8日判決の日を迎えた。
福島地方裁判所いわき支部の三井大有裁判長は、「事故を起こさせない努力を怠ったことは強い非難に値する」と東京電力の責任を認め、既に支払った金額を除く280万円または120万円の支払いを命じた。(※避難指示解除準備区域...280万円 ※緊急避難準備区域...120万円)
原発事故を巡る集団訴訟で和解が成立したのは今回が初めて。
【福島テレビ】