花新潟県の花角知事と長岡市や柏崎市などの市長らが意見交換する懇談会が開かれ、原発事故への対応などが議論されました。
小千谷市で開かれたのは長岡・柏崎ブロックの市町村長と花角知事との懇談会です。
県内を5つのエリアに分けたブロック別の懇談会はそれぞれの地域における課題の共有や意見交換を目的に6年前から行われています。
【花角知事】「課題を聞かせていただき有意義な懇談会にできればと」
懇談会は、冒頭以外非公開で行われ、柏崎市の桜井雅浩 市長は原発事故が起きた際に避難で使う道路の整備について意見を述べたということです。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】「それぞれの自治体に行くためには、きょうお集まりの中越の自治体のそれぞれの所を通っていかないといけないので、柏崎刈羽以外の県内の避難経路になるところの道路整備について改めて国に対して知事からも強い要望をしていただきたいと申し上げた」
先月末に行われた防災訓練については、立地地域以外の市長からもさらなる訓練と対策が必要だという声が上がりました。
【小千谷市 宮崎悦男 市長】「(降雪期は)複合災害として当然考えなければなりません。雪崩が発生します。道路が陥没したり、通常に除雪車両も通れなくなる可能性も十二分にあります。それらを鑑みますと冬季間においてしっかりとした原子力防災訓練をやっていただきたい」
花角知事は「提起された課題を受け止め、一歩でも前進できるように引き続き取り組んでいきたい」としています。
【新潟放送】