関西電力は20日、高浜原発2号機(福井県高浜町)で発電と送電を開始した。調整運転で出力を徐々に上げて23日にフル稼働し、最終の検査を経て10月16日に営業運転入りする予定。高浜2号機は営業運転開始から47年が経過し、7月に再稼働した高浜1号機の48年に次いで古い。
関電は9月15日に2号機の原子炉を起動し、12年ぶりに再稼働。16日には核分裂が安定して続く「臨界」に到達した。東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえた新規制基準下で、40年超原発の稼働は関電美浜3号機(同県美浜町)、高浜1号機に続いて3例目で、関電の全原発7基が再稼働した。
【時事通信】