関西電力は1日、福井県の高浜原発1、2号機の再稼働時期が「未定」と発表した。「火災防護対策に係る対応のため」としている。当初は1号機を6月3日、2号機を7月15日から再稼働させる予定だったが、原子力規制委員会の指摘を受けて5月に「遅れる見通し」に変更していた。
高浜1、2号機をめぐっては、規制委が3月、火災防護対策が不十分だと指摘。関電が追加工事を終え、5月15日から規制委の使用前検査を受けたところ、火災感知機が工事計画と異なる4カ所に設置されていたことが新たにわかった。関電が調べたところ、この4カ所を含めて約90カ所で、再び追加工事が必要になったという。【朝日新聞】