東京電力の福島第1原発事故で兵庫に避難している被災者が、国と東電に損害賠償を求めた裁判は、30日結審しました。
この裁判は、東京電力福島第1原発事故で、放射能汚染の不安にさらされたり避難生活を強いられたりしたとして、福島から兵庫に避難している82人が、国と東電に対し合わせて7億3600万円の損害賠償を求めているものです。
提訴からまもなく10年となるのを前に、30日、神戸地裁で行われた最終弁論では、原告の女性が「被ばくによる恐怖、言われもない偏見など苦しみは今も絶えることはない」と訴え全ての審理が終了しました。
判決は2023年3月21日に言い渡されます。【サンテレビ】