原発事故の集団訴訟で最高裁が判決を出したことを受け、原告側が会見です。判決では国の責任を認めなかった一方で、1人の判事が、「国の行為は違法」と結論づけた反対意見をつけました。
会見で馬奈木厳太郎弁護士は、判決文の半分以上が反対意見で占められていると指摘したうえで、次のように話しました。
馬奈木厳太郎弁護士
「判決文の体裁をした反対意見は初めて見ました。極めて異例だと思います」
その上で「これが本来あるべき最高裁判決だったという思い入れも感じる。同種の訴訟に対するメッセージのようなものだ」と話しました。
また、群馬訴訟の原告・丹治杉江さんは、判決を聞いた日から「まったく何も考えることができず、きょうまで来ている」と受け止めを語りました。【テレビユー福島】