電気事業連合会の池辺会長は燃料価格が高騰し、電気代が上がっていることを受け、「今ある原子力を最大限活用することが不可欠だ」と述べ、原子力発電所の再稼働の必要性を訴えました。
電事連の池辺会長は20日の定例会見で、ウクライナ情勢の影響で燃料価格が高騰し電気代が上がっていることを受け、「燃料費の割合が低い原子力発電は大きな役割を果たす」と述べました。
その上で、電気代の上昇を抑えるため、「今ある原子力を最大限活用することが不可欠だ」と、原子力発電所を早急に再稼働する必要性を訴えました。
原子力規制委員会には今後も審査のスピードアップを求めるとしています。
また池辺会長は冬に電力需要に対する供給の余力=予備率がマイナスになる予測について触れ、休止している火力発電所の再稼働には時間がかかるため、対策を進めていく必要があるとしました。
企業や家庭に対しては断熱材を利用するなどした上で、「電力を効率的に利用してほしい」と呼びかけました。【TBS】