原発政策を担当する萩生田経産相は、いわき市で県漁連の野崎会長と面会。福島第一原発の処理水の処分については「廃炉を進めていくうえで避けては通れない課題」としたうえで、地元の漁業者との信頼関係の構築に取り組むと話した。
萩生田経産相:「2015年には、福島県漁連の理解を得るまで処分しないとお示ししており、今後も私が先頭に立って安全性や決定の背景、政府の対策などについて説明を尽くすと共に、ご要望頂く対策を講じていくことで皆さんとの信頼関係を築いていきたいと思っています。」
一方、野崎会長は「生活の場に処理水が放出されることは理解できない」と改めて反対の考えを伝えた。
処理水の海洋放出を巡っては、21日東京電力が工事の計画を原子力規制委員会に申請、再来年4月中旬の工事完了を目指している。【福島テレビ】