福島第一原発事故があった2011年から続く、市民団体による「脱原発市民ウォークin滋賀」が4日、100回目を迎えた。25人ほどが大津市内の約1・2キロを脱原発を訴えながら歩いた。
呼びかけ人は原発を知る滋賀連絡会事務局の池田進さん(80)、ふぇみん@滋賀代表の岡田啓子さん(75)、9条ネット・滋賀事務局長稲村守さん(68)ら。一行はJR膳所駅前を横断幕などを掲げて出発。「老朽原発を動かすな」などと声を上げながら、関西電力滋賀支社前を経て琵琶湖岸まで歩いた。
第1回は11年5月8日に大津市内で開催。事故の余韻が残っており、約300人が集まった。その後、参加者は減っていったが月1回のペースで開いてきた。池田さんは「結果として100回まで来たが、脱炭素で原発の稼働率を上げようという圧力が高まっている。これからも声を上げ続けなければならない」と話した。【朝日新聞】