関西電力は24日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)で使用するプルトニウム燃料をフランスのシェルブール港で積んだ輸送船2隻が、喜望峰を経て南西太平洋から日本に至るルートを通ると発表した。
関電は既に輸送船2隻が、今月8日に仏の領海を出たことを公表。日本到着は11月後半になる見通しも発表していた。
プルトニウム燃料は、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)と呼ばれ、プルトニウムは、使用済み核燃料から仏の再処理工場で分離された。プルトニウム燃料を通常の原発(軽水炉)で利用することをプルサーマルと呼ぶ。仏から高浜原発へのMOX燃料輸送は通算4回目で、過去3回も喜望峰回りで運ばれた。【毎日新聞】