新潟県の柏崎刈羽原発で核セキュリティー上の違反が相次いだ問題で、東京電力は原子力部門の責任者の取締役辞任と原発所長の辞任を明らかにしました。
柏崎刈羽原発では、侵入者を検知する装置多数が故障していたものの直ちに修理されず、代替措置も不十分でした。
この問題を受けて東電は22日、牧野茂徳原子力立地本部長の取締役辞任と柏崎刈羽原発の石井武生所長の辞任を発表しました。
ただ、牧野氏は常務執行役として、石井氏もフェローとして東電にとどまります。
小早川社長と牧野本部長は減給30%、3カ月の処分となりました。
また、将来的に原子力部門を新潟県内に移設する方針も明らかにしました。【テレビ朝日】