関西電力は2日、福井県美浜町の美浜原発3号機で、非常時に蒸気発生器へ注水する給水管(直径25センチ)に圧力の異常を検出したと発表した。環境への影響はないという。同機は6月23日、新規制基準下で40年超原発として国内で初めて再稼働し、徐々に出力を高めながら検査をしていた。7月3日予定の出力100%到達や27日予定の本格運転開始などの日程変更は「未定」としている。
関電によると、2日午前11時12分に異常を検知し、検査を中止した。給水ポンプに異常はなく、異物を取るストレーナーの詰まりや圧力計の異常の可能性があるという。【毎日新聞】