40年を超える福井県内の原発3基の再稼働について、専門家でつくる福井県の原子力安全専門委員会は、今後のスケジュールは「まだ決まっていない」とした。
4日の委員会では、原則40年の運転期限を超えて再稼働を目指す関西電力美浜3号機と高浜1、2号機などの安全性が審査された。
委員からは、地震震度の想定が甘いのではないかや、海外の知見も取り入れ安全対策を行うべきといった意見が出され、関電は、今後も検討を進めると回答した。
終了後、鞍谷委員長は「安全性の向上は確認できた。現地視察や報告書のまとめといった今後のスケジュールは決まっていない」と述べた。
再稼働を巡っては、杉本知事は、開会中の2月定例県議会での議論を求めているが、結論が出るかは不透明だ。
再稼働に同意するかどうかは、県議会や県原子力安全専門委員会の議論を踏まえ、知事が判断する。【FNNオンライン】