東京電力は、福島第1原発の格納容器内部の水位が低下していると発表した。
格納容器内部の水位の低下は、1号機で15日から始まり、40cmから70cm程度、3号機は17日から始まり、30cm程度としている。
原因について東電は、格納容器は2011年の東日本大震災による原発事故で損傷していて、2月13日に発生した地震で損傷部分が大きくなった可能性があるとしている。
現在も1日数cm水位が低下していて、この傾向が続く場合は、現在、核燃料デブリを冷やすために格納容器に1時間に3トン入れている注水量を増やすなどの対策を検討している。
一方で、格納容器から漏れている水は建屋内部に流れていて、デブリの冷却や外部への影響はないとしている。【FNNオンライン】