福井県の杉本達治知事は16日に開かれた県議会の定例会で、県内にある運転開始から40年を超えた関西電力の原発3基の再稼働に関し「議論に着手し、慎重にご検討いただきたい」と要請した。議会や自身が結論を出す時期には言及しなかった。
杉本知事は定例会後の取材に「県議会の見識で議論を進めてほしい」と述べた。畑孝幸県議会議長は15日の取材に「早急に結論が出る問題ではない」と話し、定例会後は「一般質問などで議論する。流れに任せるしかない」と述べた。来月17日の閉会までに結論が出るかどうかは不透明な状況だ。【東京新聞】