東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市、刈羽村)の所員が昨年9月、他人のIDカードを使って中央制御室に不正進入した問題で、東電は15日、小早川智明社長を厳重注意、同原発の石井武生所長を減給10分の1(1か月)、不正進入した20歳代男性所員を出勤停止30日とするなど計13人を処分した。15日付。
発表では、このほか同原発の核物質防護管理者3人が出勤停止5日、不正進入を見逃した社員警備員ら2人が同3日、無施錠で保管したIDカードを使用された同僚が注意喚起など。
再稼働を目指す同原発7号機で、1月12日に完了したとしていた安全対策工事のうち、一部の火災感知器の設置工事が行われていなかったことも発表した。【読売新聞】