運転開始から40年以上経過している関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の再稼働を巡り、高浜町に隣接する舞鶴市で6日、住民説明会が開かれた。関電大飯原発3、4号機(同県おおい町)について国の設置許可を取り消した、大阪地裁判決が4日に出た直後ということもあり、多々見良三市長は「住民の不安の声に国は対応してほしい」と要望。自治会の代表者からは、不祥事を繰り返してきた関電に「信頼回復の道のりは長い」と指摘する声が上がった。
再稼働の同意権は舞鶴市にはないが、多々見市長は市民からの意見や市議会の判断などを考慮し、再稼働の是非を年明けにも最終判断する考えを示した。【毎日新聞】