関西電力は、福井県にある大飯原子力発電所4号機が順調にいけば3日にも定期検査に入り、稼働する原発がおよそ3年半ぶりにゼロになります。
ライバルの新電力との競争が激しくなる中、相対的に燃料コストが高い火力発電で電力供給を行うことになります。
関西電力は、ことし8月、定期検査中の大飯原発3号機で原子炉の冷却水が通る配管にキズが見つかった問題を受け、9月に見込んでいたこの原発の運転再開が少なくとも数か月遅れる見通しとなりました。
そして現在、唯一運転している大飯原発4号機が定期検査のため、順調にいけば3日昼ごろには原子炉を停止する見通しです。
これによって関西電力の稼働している原発は2017年の5月以来、およそ3年半ぶりにゼロになります。
12月下旬には高浜原発3号機が運転を再開する予定ですが、それまでおよそ50日間にわたって原発が停止することになります。
関西電力はライバルの新電力との競争が激しくなる中、相対的に燃料コストが高いLNG・液化天然ガスなどの火力発電で電力供給を行うことになります。【NHK】