北海道の寿都町(すっつちょう)が原子力発電所から出るいわゆる「核のごみ」の最終処分場調査に応募を検討していることがわかった。
寿都町が応募を検討しているのは、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定の第1段階となる「文献調査」で地質を調べる、地下300メートルより深く放射性廃棄物を貯蔵する最終処分。国の調査では、寿都町は適地とされている。
片岡春雄町長は、「コロナで相当この町も痛めつけれて、来年度以降これからの財政はどうなっていくんでしょうと」「交付金をうまく活用できればありがたいよねと」などと話しており、2年間で最大20億円が交付される文献調査への応募検討を明らかにしたのは全国で初めて。
町は今月下旬に町議会議員や地元の団体と意見交換をし、方針を決めるとしている。【ANNニュース】