関西電力が金品受領問題などで辞任した元相談役に今も会社の車を提供していることがわかりました。 この元相談役は関西電力が損害賠償を求めて訴えている相手です。 関西電力は福井県高浜町の元助役から金品を受領したことなどについて取締役会に報告する義務を怠り会社に損害を与えたとして、八木誠前会長や岩根茂樹前社長など旧経営陣5人に対し、約19億円の損害賠償を求める訴えを起こしています。 旧経営陣5人の中には森詳介元相談役が含まれていますが、関西電力が今も森元相談役の送迎などで会社の車を提供していることがわかりました。 この問題について森本孝社長は25日、「社外の色んな会議体とか委員会、そこで役割を担っているものがある。その必要性は認めているのでバックアップすることもある」と話しています。 森本社長は「関電が設立に携わった団体などの仕事がある」「後任が見つかれば必要性がなくなる」と説明しましたが、民事訴訟の相手を車で送迎を続けている事実に対しては疑問や批判の声が上がりそうです。【関西テレビ】