関西電力の経営幹部らが3億円を超える金品を受け取っていた問題で、調査を行っている第三者委員会は今月14日に記者会見を開き、最終報告を説明すると明らかにしました。
関西電力では、経営幹部らが原子力発電所がある福井県高浜町の元助役から現金や金貨、スーツの仕立券など合わせて3億円を超える金品を受け取っていたことが去年9月に発覚し、会長などが辞任に追い込まれました。
この問題の調査にあたっている弁護士4人で構成される第三者委員会は今月14日に記者会見を開き、調査結果の最終報告を説明すると明らかにしました。
委員会では、1990年代や2000年に入ってからの当時の社員らから多くの証言を集めたもようで、金品を受け取っていた人の数や総額は、会社の公表よりさらに増える見込みです。
一方、岩根茂樹社長はこの報告の発表と同じ今月14日に辞任する方針です。関西電力は、同じ日に臨時の取締役会を開き、後任の社長を選任する方向で調整を進めています。【NHK】