関西電力は6日、高浜原発3号機(福井県高浜町)の定期検査を始めたと発表した。4月上旬の原子炉起動、5月上旬の営業運転再開を目指す。ただ、運転継続に必要なテロ対策施設が設置期限の8月までに完成しない見込みのため、運転できても3カ月程度で停止する。
3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用するプルサーマル発電をしており、関電は使い終わったMOX燃料8体を今月下旬に取り出す予定。国内に再処理できる施設はなく、関電は8体を原発内のプールで当面保管するとしている。定検では通常のウラン燃料73体も交換する。【共同通信】