原子力規制委員会は福井県の敦賀原発2号機の審査で、原子炉建屋直下の断層の活動性が現状では十分に否定できないという認識を示しました。
「(断層の)活動性についてと連続性について、今、両方、審査の中で見ていただいていると思いますけれども、いずれも明確な結論に至っていないというふうな状況でよろしいでしょうか」(山中伸介委員長)
「おっしゃる通りです」(説明者)
日本原子力発電が運営する敦賀2号機では、原子炉建屋近くを通る断層が活断層で、さらにこの活断層と建屋直下を通る別の断層とがつながっていると判断されれば「廃炉」になる可能性があります。
3日の定例会ではこの審査について途中経過が報告され、建屋近くの断層の活動性や建屋直下の断層との連続性について、現状では原電が十分に否定できていないという認識で一致しました。今後も引き続き原電側に説明を求める方針です。【テレビ朝日】