大間町でJパワー(電源開発)が建設を進めている大間原発に反対し、反核や非核を訴えるロックフェスティバル「大MAGROCK(マグロック)」と「大間原発反対現地集会」が23日、原発敷地に隣接する「大間原発に反対する地主の会」所有地で開かれた。
ロックフェスと集会は、国が大間原発の建設を許可した2008年から始まり今回で15回目。青森だけでなく隣県の岩手、原子力施設を抱える宮城や新潟の各県、津軽海峡を挟んだ対岸の北海道函館市などから約200人が集まった。
集会では「大間原発に反対する地主の会」の今村修さんが「30年を過ぎても完成しない六ケ所村の核燃料サイクル施設と、そこから出たプルトニウムを使って動かす大間原発は裏表の関係だ」などと指摘し、むつ市の中間貯蔵施設なども含めた原子力関連施設の「すべてを止めよう」と呼びかけた。
その後、参加者たちは、「原発いらない」「核のごみを持ち込むな」などとコールをしながら大間町内をデモ行進した。マグロックは22、23両日、現地集会は23日のみだったが、主催者によると2日間で延べ360人が集まった、という。【朝日新聞】