地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」が委嘱した専門家パネルの一人、アジュン・マクヒジャニ米エネルギー環境研究所所長は、国際原子力機関(IAEA)が東京電力福島第1原発の処理水放出の正当性を十分検討していないとして「責任放棄だ」と批判した。ラジオ・ニュージーランドが7日報じた。
マクヒジャニ氏は、放射性物質の投棄に際しては社会や人々への利益がリスクを上回るという「正当化」が必要だと強調。「正当化は安全の基本原則の柱であるにもかかわらず、IAEAはこれを検討する責任を放棄した」と指摘した。【時事通信】