IAEA(国際原子力機関)は東京電力福島第一原発事故で出た除染土の再生利用について「今後どのように国民の信頼を醸成していくかが課題だ」と指摘しました。
IAEA国際原子力機関の専門家チームは9日から福島県に入り、飯舘村の長泥地区で行われている除染土の再生利用の実証事業などを視察しました。12日、東京で開かれた記者会見でIAEA原子力安全局のアナ・クラーク廃棄物・環境安全課長は、除染土の再生利用を進めるうえで「国民の信頼と理解が重要で今後どのように醸成していくかが課題だ」と指摘しました。
IAEAは今後、実証事業が安全基準を満たしているかなど技術的な課題を詳しく評価して、来年までにさらに会合を開き報告書をまとめることにしています。【テレビユー福島】