県の野路博之安全環境部長は24日、関西電力の水田仁原子力事業本部代理を県庁に呼び出し、高浜原発3、4号機の蒸気発生器の取り換えについて、了承する旨を伝えた。関西電力は今後、原子力規制委員会に対し、運転開始から40年を超えての運転を申請する見通し。(4月24日)
関西電力は去年11月、同原発の40年超運転に向けて、蒸気発生器の取り換えが必要だとして、県に事前了解願いを提出していた。しかし今年1月、4号機で原子炉が自動停止するトラブルが発生し、県はその対応を優先するよう求めていた。
県の専門委員会で先週、原因究明と対策について概ね了解が得られたことから了承したもので、野路部長は安全第一で進め、コンプライアンスを徹底するよう求めた。
県の了承を受けて関西電力は、原子力規制委員会に対し、設置変更許可と運転期間の延長を申請する方針。【福井放送】