東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域のうち、福島県浪江町の「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)の避難指示が31日、解除される。
解除されるのは、町西部の津島、中央部の室原、末森の3地区。広さは町全体の約3%に相当する計約6.61平方キロ。
原発事故で同町は全域に避難指示が出され、2017年3月には町役場やJR常磐線浪江駅を含む一部地域で避難指示が解除されたものの、依然面積の約8割は帰還困難区域に指定されている。居住人口も事故前は2万2000人だったが、今年2月末時点で約2000人にとどまる。【時事通信】