会見では原子力発電所の運転期間の延長についても質疑が交わされました。
原発の運転期間は原則40年、最長で60年と法律で定められていますが、経済産業省は原発を最大限活用するため、先月からさらなる延長について検討を始めています。
これについて山口知事は玄海原発3号機と4号機が立地していることに触れ、「運転期間の40年と60年では、科学的なデータの蓄積がどれくらいあるのか、はっきり説明してほしい。玄海原発では先の話だが、佐賀県も関心を持って注視したい」などと述べ、国が進める検討について説明を求めていく考えを明らかにしました。
九州電力の玄海原発では、3号機で運転開始から28年、4号機で25年となっていますが、出力の小さい1号機と2号機では40年を超えて運転延長をせず、すでに廃炉が決まっています。【NHK】