関西電力は、7月15日に原子炉を起動させ運転を再開した大飯原発4号機(福井・おおい町)で、17日午後5時に発送電も再開しました。
関電の原発の中で最大の発電量をほこる大飯原発4号機は、定期検査のため今年3月から運転を停止していました。検査は順調に進んでいて、水漏れが見つかった配管の取り換えも完了したことから、関電は7月15日午後9時に原子炉を起動させ、運転を再開しました。その後、16日午前7時に核分裂が安定的に続く「臨界」に達し、17日午後5時に発電と送電も再開しました。
関西エリアでは一時、この夏の電力需給ひっ迫が懸念されていましたが、供給余力は現時点でかなり持ち直しています。大飯原発4号機の発送電再開で需給状況はさらに改善される見込みです。【MBS】