<福島民報社と共同で6月18日に実施した福島県民世論調査>
調査は電話で行い755人から回答を得た。
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《2023年春の開始を予定している処理水の海洋放出について》
【国の内外で理解は広がっていると思うか】
2022年3月にも同様の質問をしていて、その時最も多かったのが「あまり広がっていない」で「全く広がっていない」とあわせると半分以上を占めた。
そこから3ヵ月...3月よりはわずかに「理解は広がっている」と思う人が増えているが、それほど大きくは変わらない。
5月には、原子力規制委員会が東京電力の放出計画に"事実上の合格"を示すなど、この間で放出にむけた準備は進んでいるが...いまだ半分近くが「理解が広がっていない」と考えている。
街で話を聞いてみると...
◇20代の会社員(埼玉):「(Q:処理水が海に薄めて放出されることはご存知でしたか?)知らなかったですね。そういう話題自体が出ないので。35%...そんなもんかなと思います」
◇40代の公務員(仙台):「あんまり広まってないんじゃないでしょうかね。地域のこととなっているような気がします。私も福島にいないので、ちょっと離れてしまうと他人事ってなってしまうようなところがある気がしますけどね」
内堀知事は『長期間にわたる取り組みが必要』と話し、国に対し情報発信の充実・強化などを求める考えを示した。
福島県・内堀雅雄知事:「国は関係者をはじめ、幅広い事業者や県民等に対する丁寧な説明を行うなど、責任をもってしっかり取り組むべきと考えております」
放出開始目途とする2023年春まで1年を切っている。【福島テレビ】