原発事故でいまも全町避難が続く双葉町は、来年春を目標としていた特定復興再生拠点の避難指示解除について、早くても来年6月にずれ込む見通しを明らかにした。
原発事故の影響で町のほぼ全域が帰還困難区域になっている双葉町はこれまで、JR双葉駅周辺に設定されている特定復興再生拠点の避難指示解除の目標を来年の春ごろとしていた。
しかし、新型コロナウイルスの影響で上下水道などインフラの復旧に遅れが出ていることから、避難指示解除の時期が早くとも6月にずれ込む見通しを7日に開かれた町の議会全員協議会で明らかにした。
また、避難指示解除に向けた「準備宿泊」について、町は来年の1月以降に始める予定で、10月下旬から町民に対する説明を行うことにしている。【福島中央テレビ】