東京電力・柏崎刈羽原発で核防護設備の不備など問題が相次いだ事を受け、原子力規制委員会が初めて立ち入り調査を行いました。
柏崎刈羽原発をめぐっては侵入者を検知する設備が長期間機能していなかったほか、他人のIDカードを不正に使用し、中央制御室に入室するなど問題が相次いで発覚しています。
このため、原子力規制委員会は東京電力に対し、23日までに原因や再発防止策をまとめた報告書を提出するよう求めています。
これを前に原子力規制委員会は7日、初めて柏崎刈羽原発の立ち入り調査を行い、問題のあった侵入検知設備や、中央制御室に入室するまでの動線などを確認しました。
【原子力規制委員会 伴信彦 委員】
「東電の調査報告が出てくる前に現地を見ておきたかった。今後、東京電力から調査結果が出てきたときに、それと我々の理解と照らし合わせて、さらに深掘りするべきは深掘りするという段取りになる」
原子力規制委員会は東京電力からの報告を受けたうえで、本格的な検査を始める方針です。【新潟テレビ】