福島の原発事故で新潟県内に避難した人たちが損害賠償を求めた裁判で原告側は6月14日、新潟地裁の判決を不服として東京高等裁判所に控訴しました。
この裁判は福島第一原発の事故で福島県から新潟県に避難した人など237世帯801人が国と東京電力を相手取り損害賠償を求めたものです。
新潟地裁は6月2日、東京電力に対し、原告636人へ計1億8375万円を支払うよう命じた一方、国の責任は認めない判決を言い渡しました。
原告側は14日、この判決を不服として東京高裁に控訴しました。
(福島原発被害救済新潟県弁護団/遠藤達雄団長)
「残念ながら新潟地裁の一審判決は(国の責任について)結果の重大性がどうも重視しているように思えない。(控訴審で)また強調していきたいと考えています」
控訴した原告は794人で総額約25億6千万円の損害賠償を求めています。
控訴審では改めて国の責任を認めるよう主張する考えです。
【テレビ新潟】