福井県庁の前には、40年を超えた原発の再稼働に反対する市民団体のメンバーおよそ20人が集まり、県に対して再稼働に同意しないよう求めました。
メンバーたちは、横断幕などを掲げて「老朽化した原発は危険だ」などと訴えました。
このあと、原子力安全対策課の職員に、杉本知事宛ての申し入れ書を手渡し、▼使用済み核燃料を搬出する中間貯蔵施設の候補地確定が2023年末に先送りされたにもかかわらず、再稼働の議論を始めることについて、県民への説明が必要だとか、▼老朽化した原発に対して多くの県民が不安に思っているとして慎重に判断するべきだとする申し入れを行いました。
オール福井反原発連絡会の林広員事務局長は「関西電力が中間貯蔵施設の候補地提示を2023年まで先送りしたにもかかわらず、杉本知事が老朽原発の再稼働の議論を始めることは理解しがたい。一般の原発より危険度が増す40年超原発を動かして大丈夫なのか県は、県民に丁寧に説明してほしい」と話していました。【NHK】