原子力規制委員会は15日、北陸電力志賀原子力発電所2号機(石川県志賀町)の審査会合を開いた。北陸電力は評価対象となった原発敷地内を通る10本の断層について、鉱物や地層の状態からいずれも活断層でないと説明した。
同社は掘削して得られた資料を示し、地層の生成された時代などを明らかにしながら「12万~13万年前以降に断層の活動はない」と報告した。一部の委員からはデータの補充が求められた。規制委側は「(断層の活動性は)現地を見て最終的判断をしたい」と話した。
北陸電は今後について「敷地周辺の断層についても説明を行っていく」とコメントした。【日本経済新聞】