市民団体「エコネットまいづる」は30日、舞鶴市の多々見良三市長と山本治兵衛市議会議長に対し、運転開始から40年以上が経過し、現在は停止している関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の再稼働を中止させるよう求めた申し入れ書を出した。老朽化原発の再稼働について、27日の総会で反対を決議したという。
高浜町と隣接する舞鶴市の一部は全国で唯一、都道府県境をまたいでPAZ(高浜原発から5キロ圏内の予防防護措置区域)にある。多々見市長は高浜1、2号機の再稼働について「安全対策などどれを取っても従前とは全く考え方が異なる」として、立地自治体と同様の「同意権」を求めている。【毎日新聞】