関西電力が40年を超えた運転期間延長を目指している福井県の高浜原発1号機と2号機について京都府や周辺自治体、関西電力が京都市内で地域協議会を開き安全性などについて議論しました。協議会は、京都府と関西電力が2015年に結んだ協定に基づいて行われているものです。京都府をはじめ高浜原発から30㎞圏内にある府内7市町のトップ、それに国や関西電力の関係者らが出席しました。会議では関西電力が40年を超えた高浜原発の運転延長に向けて進めてきた対策工事の内容や、取り換えることができない原子炉容器などの劣化状況、今後の検査体制などが説明されました。これに対して京都府や周辺自治体側からは技術的な質問が次々と飛んだほか、関電幹部が高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題について、関電が国に出す業務改善計画の進め具合を協議会にも定期的に報告するよう関電側に申し入れていました。【KBS京都】