政府が目指す脱炭素社会の実現について、小泉元総理大臣は、原子力発電所に依存しなくても、再生可能エネルギーの普及によって達成できるという考えを示しました。
小泉元総理大臣は17日夜、自民党の山崎元副総裁や武部元幹事長、中川元幹事長と東京都内で会談しました。
会談のあと、小泉氏は記者団に対し、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを目指す政府の方針について、「原発ゼロ、石炭ゼロでできる。太陽光や風力など、これほど恵まれた国はなく、夢に向かって動くのが自民党なのに、それをしないのはおかしいという話で合意した。古い人のほうが新しいことを言っている」と述べました。
そのうえで、記者団から、次男の小泉環境大臣も同じ認識かと問われたのに対し、「進次郎は分かっているが、若造だから自重している」と述べました。
一方、衆議院の解散・総選挙の時期について、山崎氏は、記者団に対し、「新型コロナウイルスの第3波が来ている状況で、選挙をやるのは無理だ。来年の東京オリンピック・パラリンピックが終わったあとに選挙をやって勝てば、菅政権は本格政権になるだろうということで一致した」と述べました。【NHK】