関西電力は17日、役員報酬補填問題で秘書室担当の取締役常務執行役員だった八嶋康博氏に1億7千万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしたと発表した。取締役・監査役としての注意義務に違反し、会社に損害を与えたとしている。金品受領問題など一連の不祥事で旧経営陣の提訴は6人目。
関電は一連の不祥事で森詳介元会長ら旧経営陣5人に計19億3600万円の損害賠償を求めて提訴している。そのうち報酬補填の損害分として、森氏と当時社長の八木誠氏に1億7千万円を求めて既に提訴しており、これで報酬補填の請求対象は八嶋氏を含む3人となった。
【産経新聞】