関西電力は十七日、今月二十日に開始する大飯原発3号機(おおい町)の定期検査の概要を発表した。作業計画を精査した結果、検査で新たに原発に入る作業員は当初予定より六百人減り千二百人で、うち県外作業員は百人増えて千人。このうち新型コロナウイルスの感染者が見つかっている三十九都道府県の九百人について、PCR検査で陰性を確認した上で来県させる。
全国での感染者増加などにより、PCR検査の対象となる県外作業員が予定よりさらに三百人増えた。これまでに百五十人のPCR検査が終わり、いずれも陰性だった。今後は高浜原発(高浜町)と美浜原発(美浜町)でも、定期検査や安全対策工事で県外から作業員を呼ぶ場合はPCR検査を義務付ける。【中日新聞】