関西電力の問題をめぐって、野党側は衆参両院の予算委員会に経営幹部らを参考人として招致するよう改めて求めました。与党側は衆議院では応じられないという考えを示す一方、参議院では出席が可能かどうか本人に確認することになりました。
10日に開かれた衆議院予算委員会の理事会で、野党側は関西電力の経営幹部らが多額の金品を受け取っていた問題の事実関係を解明する必要があるとして、幹部らの参考人招致を改めて求めました。
これに対し、与党側は「民間企業の問題であり第三者委員会で調査も始まる」などとして、現時点では応じられないという考えを示し、引き続き協議することになりました。
一方、参議院予算委員会の理事懇談会では、野党側が来週、委員会に招致するよう求め、与党側は「民間人の招致は慎重であるべきだが、反対するものではない」として本人の了解を条件に招致を認める考えを伝えました。
このため参議院予算委員会として出席が可能かどうか経営幹部らに確認し、了解が得られない場合には文書で質問し回答を求めることになりました。【NHK】